遊タグ リリース!
ものタグアプリで遊ぶ神経衰弱「遊タグ」。ゲーム、趣味、雑学、教材、回想
遊タグDK(ディベロッパーズキット)同時発売
ものタグ神経衰弱は、遊ぶタグと書いて「ゆうタグ」と呼びます。
「遊タグ」セットは4×4のマス目を持つゲーム盤とそのマス目に配置する16個の駒から成ります。
2個の駒を続けてスキャンし、内容が合っていたら「正解」、違っていたら「失敗」と表示され、
「正解」すると駒をゲットすることができ、それが得点になります。
駒がなくなった時に、最も得点が高かった人が勝利となります。
神経衰弱は、カードの位置と内容を記憶するゲームですが、「遊タグ」では、駒の位置は固定して、
内容を入れ替えてゲームをスタートします。
(1) 4×4のマス目があるアクリルボード
(このマス目に、穴の空いた直径30ミリの駒を置きます。)
(2) 16個の駒
(どのマス目に置くか数字が書いてあり、その数字を点の数で分かるよう触知点シールが貼ってあります。)
(3) ケース2個
(駒を8個づつ入れます。)
駒には、マス目の位置を示す数字が書かれており、触知用点シールが貼ってあります。
大きい(といっても直径5ミリ)点字シールを上にして、真ん中の穴の左右に小さな蝕知用点シールが貼ってあります。
(「蝕知用シール」とは、地図の線路や道路に沿って貼るシールです。)
駒に貼っている蝕知用シールは、縦に1から4個の点が並んでいます。この点の数が、マス目を表しています。
穴の左が列番号、右が行番号を表しており、駒に書かれている数字を読めなくても、触覚で分かるようにしています。
駒に書かれているマス目位置と同じマス目に駒を置いてください。
アクリルボードには、いくつかの点字シールが貼ってありますが、マスの右上に点字シールが来るようにボードを縦に置いた時、
その点字シールから左に向かって1、2、3、4列。下に向かって1、2、3、4行となるよう番号付けがされています。
(この番号付けは、将棋のマス番号と同じにしました。)
駒に書かれているマス目位置と同じマス目に駒を置いてください。
マス目の中にそのマス目番号(列番号と行番号)が書かれた駒を配置しますが、お目当ての駒を取るため、
駒の表面を触りながら縦横に指を動かして駒を探ると、駒が指に引っ掛かり、マス目から飛び出してしまうことがあります。
そこで、マス目の4辺の外枠とマス目の中心の枠に点字シールが貼り付けてあります。
マス目の枠を辿って、目的のマス目に辿り着き、そのマス目の中に置かれた駒を取り出すことができます。
マス目外枠の点字シールは、マスの中心から東西南北の4方向の枠外に貼り付けています。
即ち、中心の点字シール(ちょっと小さめの点字シール)を中心とした十字の位置に配置しています。
駒を入れておくケースで、駒8個づつ入るケースが2つ付いています。
ゲームの最中は、ゲットした駒を入れておくケースとして使い、得点計算に使います。
一つ駒をスキャンしてください。最初の駒なので、駒のタイトルに「1枚目」という文言が付きます。
次に画面左上の「戻る」ボタンをタップして、2枚目の駒をスキャンします。
※「戻る」ボタンの代わりに、(1)スマホをフルフル、(2)VoiceOverなら「スクラブ」、(3)TalkBackなら「下にスワイプしてから左にスワイプ」としても同じです。
1枚目と2枚目が正解なら、ピンポーンと音が鳴り、不正解ならブッブーと鳴ります。と同時に、
タイトルに「正解」「失敗」という文言が付きます。
不正解なら、2つの駒を元の位置に戻し、次の人に順番を回します。
正解なら、そのペアの駒を自分のケースに入れて、ゲームを続けます。
(ケース内の駒数がポイントになるわけです)
2枚目を引いた時点で正解か不正解がわかるということは、スマホ内に1枚目の駒の内容を覚えているからですが、
正解の時は、この覚えていた駒の内容が消えて、自分のプレイを続けることになります。
不正解の時は、これを消しません。
同じ人が、「別のこれかな?」と別の駒をスキャンして、プレイを
続けることを想定しています。(一人でゲームをする時などです。)
ので、不正解で、次の人にプレイを回す時は、「戻る」ボタンではなく、「再スキャン」ボタンをタップして戻ってください。
1枚目の駒の内容が消されます。
以上のことを繰り返して駒が無くなるまでゲームを続けます。
駒が無くなった時点で、ケース内の駒数が多い方が勝ち、となります。
スキャンした駒の内容は、「1枚目」「正解」「失敗」等を付けて、VoiceOver又はTalkBackで読上げられます。
しかし、各自のスマホのアクセシビリティ設定(特に読上げ速度)は、カスタマイズされているので、
駒をスキャンしたスマホで読み上げられる内容が相手に伝わるとは限りません。
その時は、スキャンした駒を相手に手渡し、相手のスマホで内容を確認してもらうようにしましょう。
但し、駒を渡された人の順番ではないので、手渡された人は確認したら「再スキャン」ボタンで戻るようにしましょう。
この確認手順をとると、視覚障害の人と聴覚障害の人が一緒にゲームを楽しむことが可能となります。
視覚障害の人は、自分のスマホの音声で内容を確認でき、聴覚障害の人は、自分のスマホの画面に表示された文字で内容を確認できるからです。
神経衰弱ゲームでは、置くカードの位置を入れ替えて次のゲームを開始します。
しかし、視覚障害者にとって、駒の位置を変えられると、例えば、マス目の1の1に置かれた駒をスキャンすると、
2の1のように違う位置番号を言われると、混乱します。
また、単に言葉や数字を合わせるだけでなく、様々なゲームのバリエーションが考えられます。
ここでは、駒の位置を変えずに、盤面を変更する方法を説明します。
スタート画面の「タグ登録、編集、複製、削除」ボタンをタップして、どの駒でもいいので、スキャンしてください。
すると、画面タイトルとしてボード番号、操作メニューとして、「ゲームの説明」「駒のシャッフル」「ゲームダウンロード」
「ゲームの遊び方」「スタート画面に戻る」が表示されます。
このメニューをダブルタップすると、現在ゲームボードにダウンロードされているゲームのタイトルと説明を確認することができます。
上図の場合、ゲーム名が「魚の親子関係」で内容が「魚の親子関係、例えば、タラコとタラ(鱈)のような関係を当てるゲームです。」と説明されています。
駒の内容をランダムに入れ替えるボタンです。
ここをタップして1、2秒するとスタート画面に戻ります。これで、シャッフルが完了です。
駒の位置番号はそのままで、内容が入れ替わります。
ここをタップして、通常ものタグで階層構造のタグを順次辿っていく手順でゲームを検索することができます。
VoiceOver又はTalkBackがONの時は、ヒントとして、その辿る手順の説明がありますが、OFFの時は、無いのでここで説明しておきます。
画面は2種類あります。タグ一覧画面と詳細画面です。
タグ一覧画面は、タグのタイトルが縦に並ぶ画面ですが、そのいずれかをタップすると、次の階層に進むことができます。
次の階層のタグの詳細情報が空欄の時は、更につぎの階層のタグ一覧画面に飛びます。
詳細情報が空欄でない時は、詳細画面に進みます。詳細画面ではタグのタイトルと詳細情報が表示されます。
ここで、タイトル欄が緑色の文字で表示されていたら、更に下の階層があることを示しています。そこをタップすると次の階層に移動します。
このように検索を進めると、画面の右上に「ダウンロード」というボタンが表示さます。それがダウンロードできるゲーム単位を表しており、
その詳細情報欄にゲームの説明があります。
ダウンロードボタンをタップします。3秒ほど待つと、新しいゲームがそのボード(即ち、各駒)にダウンロードされます。
ダウンロード直後は、1の1と1の2、1の3と1の4、のように続いた2つの駒が正解となるようになっているので、
ダウンロードした内容を確認することができます。内容によっては、クイズのように遊ぶこともできます。
1セットのボードと駒で、「ゲームダウンロード」によって、いろんな内容のゲームを楽しむことができるようになっています。
「ゲームダウンロード」メニューから辿ると「クイズ」というタグが見つかります。
その下位タグに「クイズ(1)から(5)」が見つかります。クイズ形式になっているゲームパターンです。
ダウンロード直後は、1の1と1の2が正解になっているのですが、例えば「1の1。冷蔵庫が大好きなお花はなあに?」
というクイズに対して「1の2。ヒヤシンス」が答えになっています。
神経衰弱では、カードの場所と内容を同時に記憶するのですが、駒の位置が決まっているので、クイズとして遊ぶ時は、
駒の内容だけを覚えることになります。簡単なゲーム(クイズ)から、「遊タグ」で遊ぶことができます。
「ゲームダウンロード」メニューから辿ると「クイズ」というタグが見つかります。
その下位タグに「3択クイズ」「3択クイズ(1)」が見つかります。
これは、1枚の駒に登録されている問題に対して回答候補が3つあるようなクイズになっています。
スキャンした駒の詳細情報欄に回答候補が3つ並んでいます。ここをダブルタップして、行単位読上げ画面に移動して、
正解だと思う回答へのリンク行をダブルタップしてください。正解なら最初にスキャンした駒を得点できます。
不正解なら、次の人に駒のスキャンを移しますが、同じ問題を引けば、3択のうち1つは不正解で、残る回答候補は2つになるので、
正解率が上がり、駒をゲットできる確率が上がります。
駒を1個しかスキャンしないので、2個の駒をスキャンしなければならない神経衰弱ゲームよりは難易度が下がります。
神経衰弱は2枚のカードを合わせるゲームですが、必ずしも「同じ数字」や「同じ言葉」だけを合わせるゲームではありません。
例えば、「都道府県名とその県庁所在地」「国名と首都」等、いろんなバリエーションを考えることが可能です。
ゲームプレイする年代や、興味分野によって、ゲーム内容を選んで遊ぶことができます。
「ゲームダウンロード」で選択できるゲームには、現在以下のジャンルを用意してみました。
「同じ言葉」「県庁所在地」「魚の親子関係」「同じ意味の言葉」「小牧障害者支援団体」「国と首都」「四字熟語」「名所・旧跡」
「英単語」「アニメ」「クイズ」「鉄ヲタ」「唱歌」。
今後、どんどん増やしていこうと思っています。
「ゲームダウンロード」で選択できるゲーム以外に、自分のゲームを作成することができます。
自身のスマホで、「神経衰弱ゲーム一覧」という収納タグを作成し、その下にゲーム名の収納タグを配置します。
ゲーム名収納タグの詳細情報に、どのようなゲームか、どのように遊ぶかの説明を記入します。また、この収納タグに画像を登録することも可能です。
ゲーム名収納タグの下に16個の物タグを配置します。この16個の物タグが、遊タグの16個の駒にダウンロードされます。
16個のタグの名称は、
`(バッククォート)に続き5桁のゲーム番号+駒番号、
半角スペース、
駒位置番号(例えば、1の1)、
駒の名称、
としておきます。例えば、
`10000.01 1の1。ちょうざめ
`10000.01 1の2。キャビア
のようにしておくと、「5桁のゲーム番号+駒番号」が同じなので、1の1と1の2を続けてスキャンすると正解となります。
最初に駒タグを作成する時は、遊タグの16個の駒を複製し編集することから始めるとよいでしょう。
「神経衰弱ゲーム一覧」という収納タグがあれば、「ゲームダウンロード」メニューをダブルタップすると、
「public, privateどちらのゲームをダウンロードしますか?」と確認するダイアログが表示されるので、「private」を選択してl下さい。
自分のゲーム「神経衰弱ゲーム一覧」の下に配置したゲームからダウンロードするゲームを選ぶことができます。
他の人が作成したゲーム名収納タグのタグIDを受取り、それを詳細情報欄に記入したリンクタグを「神経衰弱ゲーム一覧」収納タグの下に
配置しておくと、その人が作成したゲームをダウンロードすることができ、グループでゲームを共有することもできます。
マス目の枠に沿って貼り付けた点字シールは、枠の4辺にあるので、マスを4方から囲んで4人でゲームをすることができます。
時計回り、反時計回りと順番を決めて楽しむことができます。
スタート画面の「タグ登録、編集、複製、削除」ボタンをタップして、分からなくなった駒をスキャンしてください。
すると、画面タイトルとしてボード番号が表示されるので、ボード番号が同じものを一つのグループとして管理してください。
なくなった駒が無ければ、16個の駒が一つのグループになるので、これをケースに入れて管理してください。
どのアクリルボードでも遊ぶことができるので、実際のアクリルボードとボード番号の対応は管理する必要はありません。
スタート画面の「タグ登録、編集、複製、削除」ボタンをタップして、残った駒をスキャンしてください。
すると、画面タイトルとしてボード番号が表示されるので、ボード番号となくなった駒の番号をお知らせください。
駒を有料で再発行させて頂きます。
無くした駒が発見されたら、再発行した駒も両方使うことができます。どちらかを代替駒として管理してください。
遊タグDKは、16個の駒の代わりに16枚のシールタグを、B5又はA5サイズのゲームシートに貼り付けたもので、
ソフト的には、遊タグと全く同じ反応をするゲーム盤になっています(上図)。
シールタグには点シールが貼り付けてあるので、シールの場所を触知することができます。
独自に制作したゲームを「ゲームダウンロード」することができるので、遊タグDKを持ち歩けば、
独自ゲームの動作確認ができます。複数人が持てば、分散制作が可能となります。
また、Publicゲームのダウンロードもできるので、既存のゲームを参考にすることもでき、制作効率を高めることができます。
駒を取り外さないで遊ぶので、対戦ゲームというより、一人でゲームを楽しむこともでき、ポータブルなゲーム盤でもあります。